2025年春より日本でのオイリュトミー療法士養成コースを開講します。
オイリュトミー療法は、1921年にルドルフ・シュタイナーが創始した運動療法で、アントロポゾフィー医学の治療法の一翼を担っています。現在、日本では、クリニック、シュタイナー学校、幼稚園、個人の療法スペース、治療教育施設、社会福祉施設、介護施設等で実践されています。
オイリュトミー療法は、体質の不均衡やさまざまな疾患、また文明に起因する症状などに対し、療法的に作用します。健康維持や予防医学においても大きな役割を果たしています。オイリュトミー療法は、運動療法でありながら個人の意識と深く関わり、自己の気づきを通して自己形成を促します。
主なコース内容
2年半のエポック形式で行われ、各々2週間から5週間のブロックコースに分かれています。中間期には自習に加え、指導付きの実習も予定されています。コース内容は、国際的なオイリュトミー療法の枠組みのカリキュラムに従います。
【初年度】
オイリュトミー療法の基本的なエクササイズと方法論の原則を習得します。また、医師によるアントロポゾフィー医学の基本概念と、一般的並びに専門的疾患に対するオイリュトミー療法の実践的応用を学習します。
【2年度】
学校教育を始めとしたあらゆる年齢層におけるオイリュトミー療法の実践と、身体的および精神的な専門分野の疾患についての基礎を習得します。また、人間を三分節、四分節の観点から見ていく診断方法などを学びます。
【3年度】
習得した内容をもとに、それらを応用し、自立して実習を行います。また卒業論文の制作が課されます。
日程
2025年および2026年の春(4週間)、夏(5週間)、冬(3週間)、2027年の夏(3週間)の予定
講師
エポックでは、それぞれの専門分野に携わる医師や、海外講師を含む経験を積んだオイリュトミー療法士が講師を務めます。また、実習や卒業論文制作では指導者がつきます。
*養成コース受講には、ゲーテアヌム精神科学自由大学・音楽朗誦部門認定のオイリュトミーディプロマが必要です。また卒業後は、ゲーテアヌム医学部門のディプロマが取得できます。開催場所は、神奈川、東京を予定しています。
*申込期間 2024年2月1日~8月末日
(申し込みの際に必要な書類を事前にご請求の上、お申し込みください)
コレギウム(研修責任者)
オイリュトミー療法士:石川公子、吉田恵美
協力医師:安達晴己、山本百合子
詳細は、以下にご連絡ください。
連絡先・問い合わせ先
オイリュトミー療法士養成コース
住所:221-0005横浜市神奈川区松見町4-1102-7
石川公子(代表)
eu.haus-erde@m3.dion.ne.jp
Tel&Fax:045-423-3727