第2回オイリュトミー療法世界会議

2016年第2回オイリュトミー療法世界会議の報告

第2回オイリュトミー療法世界会議が2016年5月16日20時から5月21日12時半まで、スイス、ドルナッハのゲーテアヌムで開かれました。世界中のオイリュトミー療法士、医師、オイリュトミー療法士養成学校の学生、オイリュトミスト、芸術療法士、看護師、治療教育家、愛好者など約700人近くが参加しました。

会議の根底のテーマのひとつはシュタイナーの1921年4月18日の講演、いわゆるオイリュトミー療法講義第7講とよばれるもので、毎朝テーマに即した形で、4人の医師が交替で小さなレクチャーをし、そのあとテーマに様々な角度からせまる分科会が行われました。

ちょうど5月15日は聖霊降臨祭の日曜でした。会議の根底のテーマの2つめは、シュタイナーの聖霊降臨祭の詩でした。毎朝各国語とドイツ語で詩が朗唱されました。火曜日はヘブライ語、水曜日はチェコ語、木曜日は日本語、金曜日はスエーデン語、土曜日はポルトガル語で、毎朝ドイツ語がそれに対する応答のように朗唱されました。まさに聖霊降臨祭にふさわしい体験でした。日本から参加した4人は、ドイツ在住の日本人3人とともに、現地でこの詩の朗唱を練習し、7人で力強く合唱朗唱しました。多くの方々から非常にポジティヴなコメントをいただき、日本語の力強さを感じてくださり、大好評でした。

会議のもうひとつのテーマは、第1ゲーテアヌムの柱の建築理念の中に現れているものをオイリュトミー的に可視化することでした。毎朝各グループで練習し、最終日は第2ゲーテアヌムのホールでこれを実演しました。また毎晩、7つの惑星の封印の文様のオイリュトミーが様々なグループによって上演されました。

午後は様々な専門領域の分科会が開かれました。また、木曜日の夕方には各国の文化を紹介する催しがあり、私たち7人の日本人は揃いの法被でソーラン節を披露しました。おもてなしとして日本から持参した、おせんべい、おかき、あわおこし、かりんとうなどなどのスナックはあっという間になくなりました。ソーラン節と合わせて大好評でした。


第1ゲーテアヌム客席と舞台の柱の図

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